・アイアンスミス・ブーツ
かつて、鉄製品はアイアンスミスと呼ばれる職人達が手作業により加工していた。
彼らは鉄をひたすらに熱し、叩き、折り曲げ、切削し、さまざまな用途に合わせた鉄製品を、自身の手で作っていた。
彼らはアイアンスミスと呼ばれる鉄職人だ。
レッド・ウィングの本社にほど近い場所に、RED WING IRON WORKSと呼ばれるレンガ作りのビルがある。
1866年に建てられた、レッド・ウィング市内で最古の鉄工所だ。
かつてここで多くのアイアンスミス達が働き、レッド・ウィングの街の発展に貢献した。
アイアンスミス・ブーツは、こうした職人達から名付けられた。
・キャップド・トゥー
ドレスシューズにおいて装飾性や製造効率のために施されるストレートチップのデザイン。
レッドウィングのものはこうしたストレートチップとは異なる、キャップドトゥーと呼ばれる構造を持つ。
「アイアンレンジ」が発展し始めた20世紀初頭、鋼製先芯を備えたワークブーツはまだ存在しておらず、セーフティーブーツは通常のつま先部にさらにレザーを一枚かぶせ2重構造にしたものであった。
外見上は同じでも、つま先の部分で継ぎ足されたストレートキャップとキャップドトゥーの違いである。
さらにレッドウィング「アイアンレンジ」ブーツでは、かかと部がアウトポケット仕様となっている。
これは補強を内側に縫い付ける通常の方法と異なり、革の下部をかかとに沿う形として外側から縫い付け強度と足あたりを両立する、クラシックなワークブーツ特有のディテールだ。
・360ストラップ
履き口を一周するストラップは、履き口を補強しつつ、異物がブーツ内に入るのを防ぐために備えられている。
・アウトポケット
踵の内側の段差をなくし、スムーズな履き心地をもたらすアウトポケット仕様。
・オールアラウンド・グッドイヤー製法
全周にウエルトを縫い付ける、オールアラウンド・グッドイヤー製法。
さらにヒール部にトップリフト側から釘を打ちつけることで、頑丈な造りに仕上がっている。
・バーントオレンジ「ミュールスキナー」
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