Red Wingレッドウィング IRISH SETTER アイリッシュセッター
1936年よりハンティング・ブーツを作り始めたレッドウィングは、ナチュラルクレープソール、コードソールなどを使用した様々なモデルを経て、1952年に発売した#877により、そのデザインを完成させました。
通常のワークブーツはヴァンプとクォーターは完全に別パーツで構成さえれますが、#877ではつま先から踵まで一枚革のパーツが靴の下部を一周する『オールアラウンド・ワンピース・ヴァンプ』で作られています。これはハンティングの際に水に浸かりやすいブーツの下部からステッチを極力排することで、ミシンの縫い目から浸水する事を避けるためのデザインです。
また、タンと羽根の隙間から水や砂利等の異物が入り込まないようにするため、『ガゼットタン』とするなど、ハンティングを考慮した仕様を随所に施しています。
そして#877に与えられた大きな特徴のひとつは、底面に大きな段差を持たないウェッジ形状をしたソールでした。これはミネソタに多い湿地帯などで、足が沈みにくくなる機能をもたせるためのものでした。また、柔らかいスポンジ素材を使用していたため、足音が立ちにくく、獲物に気配を悟られにくくなる機能を併せ持っています。このような機能的なデザインがハンター達の絶大な評価を受け、その名をアメリカ中に広めていったのです。
当店はRED WING(レッドウイング)の正規取扱店です