REDWING (レッドウィング) Postman Oxford ポストマンオックスフォード
アメリカを代表するサービスシューズのひとつであるレッド・ウィング#101は広く全米の郵便局員に履かれたことから「ポストマンシューズ」と呼ばれるようになりました。
その成功の秘密は、厚くて底の平らなソールです。クッション性に富むがゆえに、また、土踏まずがなくシャンクを必要としない構造ゆえに、歩く度に体重の乗る足の裏全面を柔らかく支えます。このソールは毎日、手紙の詰まった重いバッグを提げて長い距離を歩く郵便配達員の足の疲れを大きく軽減したのです。
それまでは、革か硬いラバーの薄いソールにヒールを付けるのが当たり前だった紳士靴に、このタイプのソールを初めて組み合わせたのがレッド・ウィング社です。1952年に発売されたアイリッシュセッター#877がその最初の靴でした。
そのソールの機能性で、アイリッシュセッターは大ヒットとなり、クッション性に優れた発泡ラバー製の厚いソールは社の様々な靴に応用され、それらの多くは働く男たちから高い評価を得ました。
その2年後の1954年、アイリッシュセッターの白いソールの色をフォーマルなサービスシューズに合わせるべく黒とし、警官、郵
便局員、駅員などに向けて開発された#101は、#877に並ぶレッド・ウィングのベストセラーとなりました。
1980年代には日本にも紹介され、アイリッシュセッターとはまた違ったスタイルで楽しめる、しかし、レッド・ウィングらしい耐久性と履き心地を兼ね備えた靴として、レッド・ウィングのNo.1短靴であり続けています。