REDWING (レッドウィング) 11inch Pecos (11インチペコスブーツ)
アメリカ南西部やテキサスは、開拓期より、規模な牧場や農場、そして製油所が存在した。
創業時よりワークブーツを主力製品としていたレッド・ウィング社にとっても、重要な市場であり、1923 年にはテキサス、ダラスに支社を開設し、この地域の顧客開拓を始めた。 この地域には独特の文化があり、ワークブーツの中でもスペインの乗馬靴に端を発する、いわゆるカウボーイブーツ・タイプのものが主流でありレッド・ウィング社も、そうした市場を狙うべく1930年代終わり頃から飾りステッチの入った典型的なカウボーイブーツを製造した。
1953 年にそれまでのカウボーイブーツに変えて、装飾を配したシンプルなプルオン・ブーツを発売した。
1959 年には、それらを発展させ、テキサスの町の名前「PECOS」を商標登録し、その名のもとにバリエーションを拡大した。
翌 1960 年にはカウボーイブーツの製法を取り入れたサイドシームのシャフトを持つものが加わった。さらに翌年になると、11 インチ丈のカウボーイブーツ・タイプ、9 インチ丈のヒールの低いローパー・タイプ、同じく 9 インチ丈のトラクショントレッド・ソールのもの、と、現在のペコスブーツの原型がほぼ全て出来上がった。
以来、ペコスブーツはテキサスや南西部に留まらず全米の牧場、農場で、ランチャー、ファーマー達に愛用されている。