RED WING (レッドウィング) Iron Range (アイアンレンジブーツ)
アイアンレンジはつま先にもう一枚革をかぶせた、キャップド・トゥのワークブーツです。このキャップド・トゥはつま先部の革を二重にすることで、ブーツの耐久性を増し、足指の保護にもなる仕様で、かつてはワークブーツの主流デザインのひとつでした。1920年代においてはレッド・ウィング社のラウンド・トゥのブーツの大半が、また、スティール・トゥの安全靴が普及し始めた1950年頃にも、その4割程度がキャップド・トゥ仕様となっていました。
やがてスティール・トゥの普及と共にキャップド・トゥ仕様のワークブーツは減っていきましたが最後に残った キャップド・トゥ・ブーツである#915は1970~80年代のレッド・ウィング社のトップセラーのひとつでした。
アイアンレンジは、この#915をディテールを継承し、そのキャップのデザインやアウトポケットのヒールカウンターなどに、#915に使われていたデザインを取り入れています。